リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

「メトロポリタン美術館展」へ・・・

昨夜から本格的な寒波到来だが、その少し前に天王寺の大阪市立美術館で開催されている「メトロポリタン美術館展」を観に行ってきた。



ニューヨークのメトロポリタン美術館の改装に合せた開催のようで、そのせいか想像していたより多くの絵画が展示されていた。


全体的には、ルネサンス時代の肖像画が多かったが、最後には印象派のルノアール、ドガやゴッホの作品も数点あった。


とはいえ2100円の入場料は、正直高いと思う。


もちろんニューヨークから、これだけ多くの名画を持って来るのに、かなりの費用がかかったのは理解出来る。


しかし、映画や遊園地など一般的なエンターテイメントと、美術館の入場料や歴史あるお寺の拝観料は、価格体系を分けるべきだと思う。


これらは言わば芸術、歴史や文化的な教養を養うための授業料だ。


もっと言えば、日本人の文化レベルを上げるためには、一人でも多くの日本人が見られるよう工夫すべきではないだろうか。


もちろんコロナ禍の今に限れば、入場料の高さが入場者数の抑止力になっているのは否めないが・・・。


本来なら国が補助してでも、もっと安くして、一人でも多くの日本人が観賞出来るようにすべきだと思う。



以前アメリカに住んでいた時、首都ワシントンにあるナショナル・ギャラリー・オブ・アートの入場料が無料なのに驚いた。


そこには今回の「メトロポリタン美術館展」とは比べものにならないぐらい、美術の教科書でしかお目にかかれないような世界中の名画が、所狭しと並んでいた。


そしてもっと驚いたのは、それらの絵の前で、美術専攻と思われる学生達がキャンバスを立てて熱心に模写していたことだ。


もちろん写真撮影も自由で、日本では考えられない恵まれた環境である。


誰もが幼い頃から、気軽に本物の文化や芸術に触れられる機会を作ることがいかに大切か「メトロポリタン美術館展」を観に行って、改めて感じた次第です。

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