リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

世の中の不条理に・・・

早速、前の大引浜で前回「ブログ」のシュノーケリングを試したが、そのことは別の機会に触れるとして・・・。


安倍さんが殺害されたことで、図らずも再び政党と宗教の関係性がクローズアップされることになった。


一般論として、政治家は票が欲しいので大規模な組織票を持つ宗教団体に魅力を感じるのは理解出来る。


宗教団体は、後ろ盾やその宗教の正当性を訴えるために、政党との繋がりを求める。


これも一般論だが、多くの宗教団体は世界平和や家族の幸せを理念に掲げているので、両者に共感し合える関係が生まれてもおかしくない。


あくまで表向きだが・・・。


事実、誰もが知っている宗教団体と公に表裏一体化している政党も存在しているので「政教分離」はあくまで建前で、有名無実と言えるだろう。


ただどう考えても、霊感商法で過去にこれだけ問題があった旧統一教会系の団体と、安倍さん始め多くの自民党員が親密な関係を続けたのは、やはり如何なものかと思う。


どうも自民党員だけではないようだが・・・。


一方信者は、鰯の頭も信心からじゃないが、騙すというより、自ら納得して高い壺や印鑑を宗教団体から買っていたとすれば、買う方に全く責任がないとは言えない。


洗脳されていたのかどうか知らないが、正直私には理解不能な部分がたくさんある。


とはいえ、統一教会はどう考えても、カルト集団だ。


一気には無理でも、徐々に距離を取って関係を解消すべきであった。


一気に無理と書いたのは、岸元総理が統一教会の教祖と親しかった経緯はよく知らないが、少なくてもお互い反共産主義者としてのシンパシーはあったに違いない。


当時の最大の敵で悪は「共産主義」であったことは周知の事実だ。


時の国家や政府は、共産勢力を倒すためには宗教団体はもちろん、反社会的勢力とも平気で手を組んでいた。


特にアメリカは、メキシコやコロンビアはもちろん、私がいたミャンマーでも麻薬ビジネスをしていたマフィア勢力と単に共闘していただけではなく、武器まで提供して共産勢力の拡大を抑えようとした。


それほど恐れていた共産主義だったが、勢力が弱体化した途端、今度は手のひらを返したように一斉に反社会的勢力を取り締まり出した。


あまりに急激なアメリカ政府の心変わりに、当時のミャンマー政府は麻薬王の引き渡しを拒否し、彼の安全を保障したぐらいだ。


少し話が逸れたが、私が言いたかったのは、過去のことを今の価値観で判断して批判するのは簡単だが、それは違うと思う。


かといって、いくら身内のエラい人が作り上げた関係であっても、無条件にズルズル引っ張るのも間違いだろう。


当然見直すべきだったが、世の中には政治に限らず、このような不条理が吐いて捨てるほど存在している。


残念ながら我々は、そんな世界に日々暮らしているのだ。


ロシアのウクライナ侵攻しかり・・・。


気になっている不条理や理不尽の話を始めたら、それこそ枚挙にいとまがない。


安倍さんを殺害した犯人は、統一教会に恨みがあって一見的外れのような重罪を犯したが、図らずも統一教会の悪事をメディアやマスコミが再び暴き出したことで、皮肉にも当初の目的を果たしたようにも思えます。


記事とは全く関係ない最近の白崎の夕日

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