祭りの終焉・・・
またもや、ワールドカップの話題。
今日は日本中で、寝不足の人が多いと思う。
昨日の夜中12時から始まった日本とクロアチアの試合は、延長戦でも決着がつかず、PK戦にもつれ込んで、惜しくも敗れた。
試合が終わったのは今朝の3時前だったが、一旦観始めたら、途中では止められないので、今日だけは寝不足も仕方ないだろう。
負けはしたが、試合的には面白かったし、日本はよく頑張ったと思う。
今日一日は、まだ感動さめやらぬで、敗戦の分析やなんやで、騒がしいだろうが、明日からは普段の日常に戻りそうだ。
というのも、ワールドカップはこれからベスト8が揃い佳境に入るが、日本が負けたことで、これからは真のサッカーファンと、にわかサッカーファンの差がはっきり出る。
にわかファンは日本が負けた時点で、ワールドカップに興味を失うし、マスコミやメディアも視聴率が稼げなくなるから報道を大幅にトーンダウンさせるはずだ。
まあ、それはそれでイイと思うが・・・。
ただサッカー好きの私は、日本が負けてもこれからの対戦が凄く楽しみだ。
というのも今回大きなサプライズはなく、順当に強い国が勝ち上がっているので、ハイレベルなゲームが期待出来る。
しかしここで、再び日本とクロアチアの試合に話を戻すと・・・。
決戦のPKキッカー5人、まあ今回は4人で決着がついたが、本当に大変だったと思う。
入れて当たり前、外すと何を言われるか分からないのがPKで、いくらメンタルが強くても、そのプレッシャーは計り知れない。
もし誰か一人が外して、それで試合に負けたら、その人の重圧は想像を絶するモノがある。
今回は幸い?というか、複数の日本選手がPKを外したので、結果的には一人に批判が集中せず、むしろ良かったと思う。
しかし、そこで思い出した出来事がある。
94年にアメリカで開催されたワールドカップの決勝戦、ブラジルとイタリアの試合を私はスタジアムで観戦したと「ブログ」に書いた。
その時は0−0で延長戦でも決着がつかず、最後はPK戦となり、最後に蹴ったイタリアのエース、バッジョがまさかのPKを外してブラジルが優勝した。
私は当時、ブラジルを応援していたので喜んだが、その後バッジョが語ったとされる名言が胸に刺さった。
「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」
彼がPKを外して敗れた当時の心境を語ったようだが、これにはいたく感動して、今も記憶に残っている。
「ドーハの歓喜」とまで言われ、強豪を破って予選を勝ち上がった日本チームは、よく戦ったし頑張ったと思います。お疲れ様でした。