恵まれた日本のシルバー世代だが・・・
もし今「人生で一番幸せな時は?」と聞かれたら「朝起きる前に、布団の中でぬくぬくしている瞬間」と答える。
今の時期、当然出不精にもなるが、そんな私に大阪市は粋な計らいをしてくれている。
70歳以上の大阪市民は、一回50円で市営の地下鉄やバスが自由に利用出来る制度だ。
高齢者を経済面でサポートすることが目的だと思うが、寒い時や暑い時でもお年寄りが家に籠らず、積極的に外出させて健康寿命を伸ばし、医療費を減らす効果もあるだろう。
昨年秋から、私も該当者で大変助かっている。
そう言えばゴルフ場も利用税が免除され、毎回500円から1000円程度安くなった。
施設の入場料や入園料が安くなったところもある。
また医療保険も、3割負担から2割負担になった。
もちろん医療保険は所得制限があって、所得の多い人は3割のままのはずだ。
日本は福祉後進国だと批判する人もいるが、私は長年開発途上国に暮らしていたこともあって、日本のシルバー世代は恵まれているほうだと思う。
ただ年金にしても医療費の負担にしても、全て税金や過去からの積み立てだけでカバーしているわけではなく、先送りというか今の若い世代にツケを回しているだけかもしれない。
今後の日本を背負う若者は、これから本当に大変だと思うし、我々も権利ばかり主張してはいけないと思う。
ただ先日、歳を重ねてもイイことばかりではないと気づかされた。
それは何かというと、自動車の任意保険だ。
毎年3月が保険の更新月で、早速今年も契約更新の案内メールが届いた。
日本へ戻って車を購入し、早3年が経過、普段大阪市内での利用は少ないが、白崎「ログハウス」の往復や大津市石山の施設にいる母親の面会には大変役立っている。
ずっと無事故だしゴールド免許なので、毎年の保険料の基準となる等級も順調に下がっていた。
そして今年も当然安くなると期待していたら、昨年と同じ契約内容で2割以上値上がりしていて驚いた。
これも物価上昇の一環か?「イヤイヤ絶対に間違いだ!」と思い電話で確認した。
すると値上がりの一番の理由は、私が「70歳になったから」だというではないか・・・。
69歳から70歳、1年違うだけで、こんなに急に上がるとは信じられず、他の保険会社にも問い合わせてみたが、結局総額が下がらなかったので、保険の乗り換えは諦めた。
70歳になってからは、割安になることばかりだったし、最近は電車のシルバーシートも遠慮せず、堂々と座れると思っていた矢先 (笑) 初めて割高に遭遇・・・。
70歳を越えると、統計学的にも大幅に事故の件数が増えるのだろう。
まあ仕方ないし、これ機に今後は一層注意して運転しようと思うことにしました。
白崎の「ログハウス」村が、海の目前まで拡大中