リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

心が温かくなった夜・・・

今日は2月最後の日。


早いもので、日本を経って1ヶ月が経過した。


マレーシアでの生活も残すところ後2週間足らず。


怒涛の週4回のゴルフも、先週無事終わった。


これだけ頻繁にやれば、少しは上達したかなと思ったりもするが、逆に新たな課題も見つかって、ゴルフの悩みは尽きない。


まあそれがゴルフなんだろう。


またゴルフの前日は、いつも寝不足、睡眠不足で困ったもんだ。


もちろん毎回目覚ましはセットしているが、なぜか気になって夜中に何度も目が開く。


眠りが浅いのは、歳のせいもあると思うが、いくらでも寝られた小学生の頃が懐かしい。


ゴルフのお陰でよく歩いてはいるが、1ヶ月以上ジムには行ってないので、柔軟性や筋力が衰えてきた気がする。


残念ながら毎日、意識して身体を動かさないと、ドンドン劣化する年齢のようだ。



話はコロっと変わって、先日近くのレストランで久しぶりに印象深い光景を目にした。


友人と一緒に、週一回以上は行く近所のお気に入りの中華料理店での出来事


家族と思われる5人と幼い子供が、我々の前の丸テーブルにやって来た。


よく見ると、子供の片側に座っているのは父親らしき男性だが、もう片方は母親ではなく、その顔つきからどうも外国人メイドのようだった。


マレーシアの中流以上の家庭では、メイドがいても全然普通なのだが、家族と一緒のテーブルで外食することは珍しい。


と思っていたら、やっぱり彼女は幼い子供の食事をサポートするために連れて来られたようで、時折料理をスプーンに乗せフーフーしながら子供に食べさせている。


しかし私が予想していた通り、決して自分では食べようとしない。


母親はといえば、自分が食べるのと、隣の女性との話に夢中で、子供を気にしている様子はないようだ。


イヤでも私の視界に入るので、なんとなく眺めていたが、そのうちメイドが食べるかどうかが気になりだした。


なぜなら過去にも何度か同じような光景を見たことがあったが、メイドが雇い主の前で食べているのは見たことがなかった。


それから多分30分以上はその状態が続いたが、暫くして気づいたら、メイドが口をモグモグさせている。


どうも最初に頼んだ料理が少し残り、誰も手をつけなくなったのを見計らってか、雇い主が許可したのか定かではないが、子供に食べさせながら、確かに自分でも何か食べている。


一般的な日本人のメンタリティーからすれば、そんなの当然のように思うかもしれないが、ここではヒエラルキーがはっきりしているから、こんな事はむしろ稀で珍しい。


今でもメイドに辛く当たる話はよく聞くし、常に一線を画するのが常識というか当たり前の世界だからだ。


いくら子供の世話役として連れてきても、メイドが同じテーブルで一緒に食べる事を認めるこの家族は、間違いなくイイ人達なんだろう。


見ている私の心まで、温かくさせてくれた夜でした。

×

非ログインユーザーとして返信する