リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

久しぶりの京都で・・・

私は通算すると、30年以上海外に住んでいたこともあり、日本固有の文化や歴史などに触れる機会は少なかった。


しかし長い海外生活ゆえ、逆に日本文化に対する興味が年々増し、リタイア後には学び直したいと思っていた。


また最近は年齢のせいか、宗教、特に仏教のことをもっと詳しく知りたいと思うようになった。


母親曰く、我が家の宗派は浄土宗だそうだが、私は京都生まれなのに浄土宗と浄土真宗の違いもよく分かっていない。


歴史や文化は、独学でも学ベそうだが、仏教は少々敷居が高そうで、出来れば誰かに教えてもらいたかった。


そのキッカケ作りとして、先週は五木寛之氏の「親鸞」の話を聴きに行ったり、今週はNHK京都文化センターで佐々木閑氏の「唯識思想」の講座を受講したりした。


また、ついでにと言ってはなんだが同日、京都国立博物館で開かれていた「親鸞」にも行ってきた。


京都国立博物館の入口


佐々木氏の講座は、昨年末に一度大阪で受講したが、外界実在論を否定する「唯識思想」が、とても興味深く面白かった。


そしてもっと深く知りたいと思い、京都で毎月一回、計6回「唯識思想」のコースを9月まで受講することにした。


佐々木氏は、仏教とはあまり関係なさそうな原子や素粒子、アインシュタインの相対性理論まで持ち出して「唯識思想」を論理的に解説、なかなか説得力があった。


「唯識思想」は一見、科学とは真逆のようだが、実は同じような世界観だという話も面白かった。


では「理解したのか?」と問われれば、そんなに簡単に分かる話ではない。


引き続き、少しでも理解を深めたいと思ってはいる。


ただ初めて、自分の知らない未知の領域に踏み込んだ気分でワクワク感があった。


まあ、仏教の固い話はこれぐらいにして・・・。


これから毎月一回、京都に行く機会が出来たのは嬉しい。


私は18歳まで京都で過ごしたので、これから懐かしく思い出深い京の街中を受講後、順に散策しようと思っています。

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