リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

ミャンマーに捧げた人生・・・

まず最初に、今日の「ブログ」のタイトルは私のことではない。


私は長年勤めた会社を退職後、ミャンマーで起業した。


約10年ぐらい前の話で、今のミャンマーは政治的に大変な状況だが、当時は「アセアン最後のフロンティア」と呼ばれ、貧しくも平和な国だった。


また、それまで私が住んでいたマレーシアやインドネシアに比べると、仏教国ということもあり、なんとなく親近感が持てたし、国民の勤勉さも目についた。


そんな中、あるプロジェクトで頑張ってくれたスタッフに、臨時のボーナスを支払ったら、なんと彼女は全額を、田舎に小学校を建てるプロジェクトに寄付したと聞いて驚いた。


まあ半額ぐらい寄付したのなら、分からなくもなかったが、全額とは「なんて太っ腹だなあ」と思ったと同時に、興味も湧いて彼女から詳しくプロジェクトの内容を聞いてみた。


長くなるので詳細は省くが、要するに当時8,000USドルあれば、貧しい村に40名ぐらいが学習出来る小学校が建つようで、彼女は友人らとそのプロジェクトに参加しているとのことだった。


私は今までアセアン諸国には、大変世話になったし、一部罪滅ぼし (笑) の意味も込めて、出来ればミャンマーで何らかの社会貢献をしたいと思っていた。


なので軍事クーデター前には、再びミャンマーの田舎を訪問し、元スタッフの彼女とも再会して、私に何が出来るか模索した時期があった。


その時に訪れたミャンマー田舎の村のトイレ。名知さんところのトイレより立派かも (笑)


しかし2021年2月に軍事クーデターが発生し、コロナ禍もあって、それ以降私はミャンマーへの入国は諦め、現在に至っている。


さて前置きが長くなったが、本日のタイトルは過去の「ブログ」でも紹介したことがあり、今もミャンマーで活動されている女医「名知仁子」さんのことである。


彼女の活動内容は、以下「MFCG」ホームページを見てもらえば分かるが、まさにタイトル通りの人生で、誰にも真似出来ないと思う。


MFCGのURLは: https://mfcg.or.jp


私が最初にサポートしたのは、ミャンマーの友人に紹介されたクラウドファンディングで、その後は彼女の活動内容に賛同したからだが、実は印象に残っている出来事がある。


それは東京の名知さんのオフィスで、彼女のスマホを見た時のこと・・・。


当時名知さんは、かなり古い多分iPhoneを使っておられたが、何とその表面のガラスにはヒビがたくさん入っていた。


しかし彼女は特に気にする様子もなく、普通に使っておられたが、なぜかその時、私は名知さんの日常生活を垣間見たようで、凄く好感を持ったのを覚えている。


なぜならガラスにヒビの入ったiPhoneは、都会であれば人目も少し気になるし、チョット使いずらいかもしれないが、ミャンマーの田舎なら全く問題ないだろう。


要するに見た目は関係なく、ちゃんと機能すればイイだけの話だから・・・。


些細なことかもしれないが、私が彼女を信頼する一つのキッカケとなったのは間違いない。


また最近では医療や菜園に加え、私がやりたかった小学校や子供達への支援にも活動の輪を幅を広げられているようだし、またコーヒーの販売等、認知向上に向けた施策も増えていて楽しみだ。


私は企業で長くデザインやブランディングの仕事をしたので、以前名知さんの活動認知が進むような提案をさせてもらったりもした。


現在も微力ながら彼女の活動をサポートしているが、本音をいえば今でも、自らが直接関われる社会貢献活動をミャンマー現地でやりたかった。


但し、費用対効果やミャンマーの現状、自分の年齢を考えると、今や現実的ではなくなってきているので、今後は名知さんに私の夢や思いを託すしかないと思っています。頑張って下さい!


以前、提案したMFCGの缶バッジのサンプル。服やカバンに付けて認知の向上を目指す

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