「生卵は日本の食文化だ!」生卵が食せる幸せ
話は少し遡るが、3月にマレーシアから日本へ帰国し、2週間の自主隔離期間含め、白崎の「ログハウス」で生活を始めた。
帰国したら、いろいろ食べたい日本食が頭の中を駆け巡ったが、隔離中は外食出来ないので、事前に準備してもらった食材を使い毎日自炊した。
ただ日本のレトルト食品、缶詰や冷凍食品のクオリティは非常に高く、食に関してはあまりストレスを感じることなく2週間過ごす事が出来た。
そんな中で、特にありがたかったのは生卵だ。私は生卵が大好きで、当時の朝食の半分以上は生卵を食していたし、今もその食習慣は変わっていない。
普段はかき混ぜてから、ご飯に乗せるが、そのまま乗せるとより卵の味が強調される
「生卵は日本の食文化だ!」と思う。そういうと大袈裟に聞こえるかもしれないが、私は30年以上の長い海外生活で、生卵を食べた記憶は殆どない。
海外では、よほどちゃんとした日本レストランで「すき焼き」等を注文する時以外「生卵は基本的に食べない」と決めている。
理由は卵の殻の表面に付着しているサルモネラ菌の存在。
その昔、アメリカに住んでいた時、サルモネラ菌の恐ろしさをさんざん刷り込まれた。
実際の症状や病状はよく憶えていないが、とにかく以降、生卵は食べなくなった。
ただサルモネラ菌は、加熱すると死滅するので、料理すると問題はなくなる。
ではなぜ日本では食べられるのか?
聞くところによると、日本の卵は洗浄、殺菌されてからパック詰めされているようだ。
海外ではそのまま流通しているケースも多く、マレーシアではパックされたケースの卵の表面に、ニワトリの糞便が付着していることもあった。
そんなこともあって、安心して生卵を食べられる日本はいい国だし、中でも和歌山産の生卵は黄身が濃く新鮮で本当に美味しいです!