捨てなかったハンモックで、至福のひととき・・・
マレーシアからの引越荷物の中にハンモックがある。
このハンモックを、いつ頃どこで購入したのか、全く記憶にないが、買ってから間違いなく数十年が経過している。
引越の度に使う当てもないので、何度も捨てようと思ったが、なぜか捨てられずにいた。
しかし2月にマレーシアから日本へ戻る時は、迷わず引越荷物に加えた。
なぜなら白崎の「ログハウス」で、初めて使える可能性が出てきたからだ。
ハンモックの心地良さは、実際に体験しないとなかなか分からない。
それが忘れられず、何十年も後生大事に持ち歩いていたハンモックだったが、遂に表舞台に登場する機会が訪れたようだ。
梅雨の晴れ間、位置や高さを微妙に調整しながら「ログハウス」のウッドデッキの手すりに金具を取り付け、ハンモックをぶら下げた。
設置後は冷蔵庫からビールを取り出し、体のバランスを取りながら、恐る恐るハンモックに横たわる。久しぶりの感覚、この浮遊感!
遠い昔、海辺のヤシの木に結んだハンモックに寝そべり、波の音をBGMにビールを飲んだ記憶が甦ってくる。
耳を澄ませば、かすかに波を音は聞こえるので、目を瞑り想像力を発揮すれば、海辺のヤシの木も瞼の奥に浮かぶ。
これぞ至福のひとときだ!
ハンモックに身を任せ、ビールを飲む!そして眠くなったら、そのまま夢の中へ・・・。
白崎に来て、また一つ長年の夢が現実になった瞬間でした。