「ブッダ」のことば・・・
ワールドカップのサッカーもいいが、年齢と共に興味の対象も微妙に変化する。
先日、大阪梅田のNHK文化センターで、今回初めて受講したのは・・・。
「ブッダのことば・苦しみの時代を乗り越える」講師は、佐々木閑氏で仏教学者、真宗高田派の僧侶だ。
今までの自分の人生からすれば、少し唐突に思えるかもしれないが、最近の寺院巡りで、お寺の歴史やいわれを聞いても、今ひとつピンとこないことを含め、改めて私は仏教の知識が乏しいことを痛感した。
同時に年齢を重ねて、死というものが今まで以上に身近に感じられるようになり、仏教や宗教に一層興味が湧いてきたのは事実だ。
受講の結果、仏教の知識がほとんどない私にとっては、全ての話が新鮮だったし、もっと詳しく学びたいという気にさせられた。
少しだけ、その講義の内容に触れると・・・。
「自我は苦しみの元、自分中心の欲である」とか「人間は錯覚する生き物である」
資料にあったイラストで一見螺旋に見えるが、実は円。指でなぞると同じ場所に戻ってくる
「正しいと思っていることは、実は間違っていることを自覚することが大切である」
なかなか、耳の痛い話である。
「誰もが当たり前と思っている価値観から、抜け出すことができるか」
また「自分が発する言葉の主語は、全て私がベースになっているが、私は存在しない」?
これは少し奥が深くて、わかったようで、わからないが・・・。
講義は90分で終わらず、半年後の次回に続くという形で終了したが、また受講したいと思わせる内容だったし、間違いなく仏教により興味を持つイイきっかけになった。
早速、仏教に関する本を2冊購入して、白崎の「ログハウス」で読書中の合間に、この「ブログ」を書いている。
ここもすっかり寒くなったが、静かで読書には最高の環境です。