リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

ヨーロッパで感じた危機感・・・

時差ボケで、夜中に目が覚めて寝られないので、早朝寝床で「ブログ」を書き始めた。


ヨーロッパ旅行、最後の最後にちょっとしたトラブルがあったけど、まあ何とか無事に帰国出来た。


フランスの「ブログ」が多いのは、いろんな意味で私には一番、海外旅行らしい海外旅行だったからだ。


言い換えれば、知り合いもいないし、パリは治安も悪いと聞いていたので、珍しく外国にいる気分だったし、わからない分、緊張感もあった。


だからといって「気に入ったの?」と聞かれれば「多分パリは、今回が最初で最後になると思う」というのが私の答え(笑)


もちろん言葉が通じないのも、要因の一つだが・・・。


コロナのせいで、4年振りのヨーロッパ旅行だったが、今のヨーロッパはマスクする人も皆無で「コロナって一体何だったけ?」という感じがした。


とはいえ、閉まっているレストランやお店も結構あり、コロナの爪痕はしっかり残されていたが・・・。


今回のヨーロッパ旅行で、私はなぜ今、日本に欧米の観光客が多いのかが、よく分かった。


もちろんコロナ収束の影響も大きいだろうが、一番の理由は日本はホテル含め、何でも安いことだと思う。


日本に住んでいる人は、まず物価が安いと感じることはないと思うが、現在のヨーロッパ諸国と比較すると日本は何でもべらぼうに安い。


今回の旅行を通して、そのことを痛感させられた。


現在、日本に欧米の観光客が多いのは、その昔、日本人が物価の安い東南アジアへ、大挙して押し寄せていた頃にも似ている。


今の日本の物価は、海外との比較に於いて、当時の東南アジア諸国に限りなく近づいた気がする。


一方、日本のサービスやおもてなしの精神は、相変わらず素晴らしい。


欧米に比べても遜色ないどころか、日本のサービスは間違いなく世界一だと思う。


こんなに安くて、素晴らしいサービスを提供する国は、日本以外に存在しないと自信を持っていえる。


だから今、日本へ観光客が殺到するわけだ。


少し具体的な例を挙げてみよう。


パリの中心地で、ちょっとしたお酒のアテは10ユーロ前後、一品料理だと15〜25ユーロだ。


まあ比較的安いと感じたのは、ワインとチーズぐらいで、1ユーロを100円と思って旅しないと、何でも高すぎて楽しめない。


それでも高いと思ったが・・・。


実際1ユーロは150円なので、パリの街中で昼間からビールやワインを少したしなみながら、二人で食事をすれば、チップ入れて1万円近くになる。


夕食なら、二人で1万5千円から2万円が普通だ。


なので旅の途中から、いちいち邦貨に換算しないことにした。


雰囲気のあるカフェテリア、パリの街並み


世界中がインフレの中、日本だけが何十年もずっとデフレのままで、尚且つこの円安である。


これはまさに異常事態で、イコール国力低下の証左ではないだろうか。


最近、株価が急騰しているのも、企業価値で評価されているならイイが、外国人投資家から見れば、何でも安い日本買いの一環のようにも思えてきた。


インバウンドが増えて、喜んでばかりはいられない。


早く強い日本を取り戻さないと、このままでは日本は早晩、二流国家に成り下がる?イヤ既に二流になっているのかもしれない・・・。


今回のヨーロッパ旅行で、一番強く感じたのは、日本の国に対する危機感でした。

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