リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

気になる皆保険制度の将来・・・

風邪で10日ほど、街に出なかっただけで、地下鉄の長い階段が思ったよりシンドイ。


どうも今の私にとって、長い階段は健康のバロメーターのようだ。


さて今日の「ブログ」は、風邪を引いたからというわけではないが、以前からずっと気になっていた日本の医療と皆保険制度について・・・。


私は普段、風邪ぐらいでは医者にかからず、薬局で咳止めや風邪薬を買って、家でゆっくり養生する。


しかし日本では薬局より、医療機関で診察してもらい、薬を処方してもらった方が断然安い。


病院へ行けば、薬代含め2000円前後だが、薬局ならこれだけで4000円前後


海外の人は信じられないと思うが、日本は世界でも珍しい国民皆保険制度を採用しており、保険証があれば公的保険を使った医療が1割から3割の自己負担で受けられる。


もちろんその原資は、若い時から社会保険料として給与から差し引かれ、成り立っているのだが・・・。


皆保険制度のない国では、医療機関へ行くと当然高いので、チョットした風邪ぐらいで病院へ行く人はいない。


また良し悪しは別にして、定期健康診断を受診する人も少ないが、まあこれは文化の違いもあるだろう。


日本の皆保険制度は素晴らしい制度だと思うが、その一方で気になることも少なくない。


ズバリ言わせて貰えば、薬局で薬を買うより、医療機関を受診するほうが安いことで、安易に医療機関を利用してしまわないかということだ。


もちろん高齢になるほど、医療機関の利用が増えるのは仕方がないと思うが、よく揶揄される病院の待合室が、高齢者の憩いの場になってはいけないと思う。


そして毎回、必要以上の薬を処方してもらっていないかも気をつけたい。


私は以前、腰痛時に世話になったお医者さんが、やたら多くの痛み止めやビタミン剤、湿布を処方してくれて戸惑ったことがあった。


たくさん薬をもらって文句を言うのも何だが、結局これらの薬代も、我々の社会保険料から支払われているので、喜んでばかりはいられない。


また当たり前のように利用しているこの制度も、少子高齢化の影響もあって、既に収支バランスが崩れ始めている。


何が言いたいのかというと、我々は大変恵まれていることを、もっと自覚する必要があり、医療機関の利用の仕方や向き合いかたも、よく考えたほうがイイだろうし、特に我々高齢者は・・・。


もちろん病気は実際に経験した本人にしか、本当の辛さはわからないので、本人が判断するしかないのだが、本当に必要な時に必要な治療を受けられるようにするためにも、今後もベストな医療環境は整えておかなければならない。


最後に、もう一つ。


私は現在の健康保険証に、顔写真がないのは問題だと思っている。


まさに運転免許証に、顔写真がないのと同じである。


保険証を確認する側は、性別とおよその年齢は想像出来るが、顔写真がないので悪用しようと思えば、いくらでも悪用出来る。


私も実際に医療機関で、保険証の本人確認をされた記憶はない。


基本的に性善説で運用されているのだと思うし、例え他人が使用したとしても医療機関側にとって患者さんはお客さんだし、実害はない。


保険証の悪用で、いくらぐらいの社会保険料が無駄に使われているか実態はわからないが、小さな額ではないはずだ。


そういう意味では、私は本人の写真があるマイナンバーカードの健康保険証化には賛成である。


今は無駄な医療費は出来る限り見直して、本当に必要な治療や高度な医療に備えるべきタイミングだと思っています。

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