リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

ドイツ人の友人が白崎へ・・・

今年の6月にドイツでお世話になった友人が、今月初めから日本に来ている。


ずっと東京に滞在していたが、先週水曜日に私の白崎の「ログハウス」にやって来て、その後は一緒に大阪へ・・・。


近くの観光地、白崎海洋公園の展望台を案内


彼とは、かれこれ50年近い付き合いだが、当時の彼は日本に留学していて、大阪天王寺のバー・カウンターで、たまたま横に座って知り合った。


私がカタコトの英語で話しかけたら、流暢な日本語で返され、驚いた記憶が残っている。


その後の私の人生に、大きな影響を与えた人物の一人で、本当に不思議な縁としか言いようがない。


彼は身長190cmの長身で、既にその頃から日経新聞を読んでいて、私からみれば宇宙人かスーパーマンのような存在だった。


今回、白崎の「ログハウス」で夕日を眺め、お酒を飲みながら、当時の彼は大学の寮にいて電話も呼び出しだったのに、どうして連絡を取り合っていたのかが話題になったが、お互いそこら辺のことはよく覚えていない。


ただ彼は、それまで私の周りにいた人とは全く違う人種で、毎回いろんな刺激を受けていたので、私が積極的にコンタクトしていたような気もする。


あれから約50年が経過、彼は私より5つも年上だが、相変わらずアグレッシブだし、今でも好奇心の塊のような性格で、小学生のような無邪気な一面もあって時々ヒヤッとさせられる。


そして誰にでも、食堂のおばちゃんにも気軽に話しかける無類の話好きである。


話しかけられる人は、大きな外国人が急に流暢な日本語を話すので、みんな一様に驚くが・・・。


そういうフレンドリーな性格も、きっと功を奏しているんだろう、彼は語学の達人だ。


操る言語は多分7〜8ヶ国語ぐらいだと思っていたが、今回初めて訊ねてみたら、1ダースぐらいの言語を、どれも2年以上は語学学校へ行ったり、個人レッスンを受けて真面目に勉強したと言う。


そんな変わった人は、後にも先にも聞いたことがない。


彼は異なった言語を学ぶのが好きで、語学は趣味だと言い切り、現在も暇さえあれば複数の外国語を同時に復習したり学習しているようだ。


違う言語を同時に学習するというのは、私にとっては全く意味不明で、どういう思考回路になっているのか、理解出来ない人でもある。


まあ普通の人ではないことは確かだし、多分学者肌なんだろう。


一方の私は、彼の影響もあってか20代後半に、中米のスペイン語圏に住んでいたが、今はスペイン旅行する1〜2ヶ月前に、旅行で困らない程度のスペイン語をちょこっと復習するぐらいだ。


そして一旦帰国したら、Spotifyでスペイン語の音楽を聴く程度で自慢じゃないが、まずスペイン語の本を開くことはない。


必要に迫られないと勉強しない私と彼は、まさに対局にいる人間だが、なぜか馬が合って、気づいたらこんなにも長い付き合いになっていた。


人間の将来や運命は、生まれ育った環境で大きく左右されるのは間違いないが、青春時代に出会った人の影響力が大きいのも事実です。

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