観心寺の紅葉と精進料理・・・
今週月曜日、大阪の河内長野市にある「観心寺」ヘ、紅葉と精進料理を食べに行って来た。
今年初めて、じっくり紅葉らしい紅葉を見て、ようやく本格的な秋を感じることが出来た。
ただ今年は夏が長く暑すぎて、モミジの一部に葉焼けがあって、例年に比べると若干鮮やかさに欠け、見劣りするとご住職が話されていたが、確かにそんな感じもした。
私が定年まで勤めていた会社には、定年後にもOB間の親睦を目的にした組織というか会がある。
もちろん強制ではなく入会は個人の自由だが、会員になると定期的に会員の近況や活動内容などを記した小冊子が送られてくる。
また俳句や絵画などの同好会に参加出来たり、イベントなどの案内もあり、OB間の情報交換の場となっている。
今回もその一環として「観心寺の紅葉と創作精進料理を楽しむ会」として企画されたようだが、私も退職後に入会して10年以上が経つものの、今まで一度も参加したことはなかった。
今回も、もし紅葉を楽しむだけの企画なら、参加しなかったと思うが、精進料理のほうに惹かれてワイフと一緒に初参加した (笑)
合計18名の参加者がいたが、残念ながら知ってる人はいなかった。
しかし以前同じ会社に勤めていたというだけで、何となく親近感があるし、共通の話題も見つけ易い。
またご住職も、今回の世話役の方の高校時代の同級生だった繋がりで、食事前には特別に金堂で講話を聴かせて頂いた。
観心寺の歴史の詳しい説明があったが、今記憶に残っているのは、弘法大師ゆかりの寺だということと、歳を取っても家に引き篭もらず、こうして出歩かないとダメだという話である。
講話後の精進料理は、お寺の一部を改装した雰囲気のあるレストランで頂いた。
知らなかったが、一日20名までランチのみの営業で、普段はなかなか予約が取れない人気の名店らしい。
肉や魚は一切使用せずに25種類もの野菜、それも限られた野菜だけで調理されていたが、同じ野菜料理でも、海外で食べるベジタリアンやビーガン向けの料理は全くの別物である。
繊細な味の違いは日本料理そのものだったし、野菜だけの料理とは思えず、特に大豆で作った肉風のフライ料理などは、知らなかったら間違いなく肉だと思ってしまうだろう。
私もよく考えたら、本格的な精進料理を食べた記憶はなく、多分今回が初めてだったような気がする。
わざわざインバウンドで溢れかえる京都まで行かなくても、大阪近郊にも静かに紅葉を楽しめる名所旧跡が、たくさんあることがよく分かった。
お天気にも恵まれ、久しぶりにまったりとした秋のひとときを、満喫することが出来ました。
手の込んだ精進料理は、どれも素晴らしかった
こちらの写真上下は、観心寺近くにある延命寺の境内周辺
イチョウの落ち葉の絨毯
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