リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

帰国間際の思いがけない出来事・・・

予定通り今朝、無事日本に帰国したが、昨晩から今朝にかけて大変な思いをしたので、その顛末を「ブログ」に記すことに・・・。


タイに立ち寄って、マレーシアへ来たので、帰りも直行便ではなくバンコク経由だった。


マレーシアのタイ航空チェック イン カウンターで、出発が10分遅れていると告げられた。


ただ乗り継ぎ時間は1時間50分あったので、10分ぐらいなら全然問題無いと思ったが、その時少し嫌な予感はした。


そこで荷物は機内に持ち込めるサイズだったが、重量が規定の10Kgを超え12Kg近くあったので、預けるように促されたが、これ以上遅れると積み変えてもらえない可能性がある。


なのでスタッフにそのことを説明し、手荷物にしてもらったら結果的にはこれが功を奏した。


チェックインを済ました後は、マレーシアの空港ラウンジでゆっくりし、出発予定時刻の40分ほど前にゲートに着いたら、予想通り?というか、遅れは10分だけではなく、遅れた出発時間にようやく飛行機が到着した。


その時点では何とか30分ぐらいの遅れで、機内に乗り込んだものの搭乗してから、尚30分以上が経っても全く動く気配はないし、何のアナウンスもない。


その後、機材の故障で現在修理中なので、あと15分から20分程度で出発出来そうだとの機内アナウンスが流れた。


故障なら怖いので、しっかり治してから飛んで欲しいと思う反面、早く飛ばないと関空行きのフライトに間に合わないとの気持ちが交錯する。


もうすぐ飛ぶと言われても、いつ飛ぶかわからないし、まさに祈るような気持ちで、待っていたその間が、精神衛生上一番よくなかったかもしれない。


そして「もうこれ以上は無理だ!」と諦めそうになった時、徐々に機体が動き出した。


予定表を見ると、飛行時間は2時間5分となっていたので、単純にその時の時刻にその時間を足すと、関空行きのフライトの出発時刻まで10分ぐらいしかない。


要するにその時点で、1時間40分遅れだということである。


過去の経験から、バンコク空港内で関空行きに乗り換えるには、電車で違うターミナルまで行き、再び荷物検査をするので、30分はかかりそうだ。


こりゃどう考えても、無理そうである。


唯一の望みは同じ航空会社なので、このフライトに関空行きの乗客が大勢乗っていれば、待ってくれるかもしれない。


しかし周囲を見渡しても、日本人の姿は見当たらないし、待ってくれる何の保証も根拠もない。


もちろん関空へ行くのは、日本人に限らないのだが、その時はそんな風に考える気持ちの余裕は全くなかった。


私は今まで何百回も、数えられないほど飛行機に乗っているが、アセアン地域は殆ど直行便で、乗り継ぎに失敗した記憶はないし、日本へ行く時もいつも直行便だった。


なので乗り遅れて、その晩仕方なくホテルに泊まった経験は、今までの人生で二回程度だ。


いずれもアメリカ駐在時の国内線だったが、1日に数便飛んでいたので、翌朝のフライトで無事帰宅することが出来た。


しかし今回は、もし関空行きに乗り遅れたら、一体どうなるのか・・・。


正直想像しただけでストレスが溜まりそうだったが、一応冷静になって考えてみると、多分その夜は空港近くのホテルに泊まることになるだろう。


また同じ航空会社での乗り継ぎなので、その経費もタイ航空が払ってくれるだろうが、アメリカ時と違って関空行きは1日に1便だけである。


その上、昨晩WEBチェックインした時に座席を見たら、何と今晩のフライトは満席だった。


確かに今タイは、空前の日本観光ブームである。


と言うことは、翌日のフライトに乗れる保証もなさそうだし、そこから先は思考が停止して、何も考えたくもない。


大袈裟なようで、大袈裟だが (苦笑) 人生最大の危機だと思えてきた。


もし乗れなかったらどうなるのか、どう考えても結論が出ない。


唯一頼みの綱は、関空行きのフライトが私を待ってくれていることだが、これも過去の経験から30分程度が限度で1時間以上は多分無理だろう。


一方で私は、今までも結構いろんな危機はあったが、最後には何とかうまく行くことが多かった。


自分でも運のイイ人間だと思うし、今回もその運に賭けるしかない・・・。


マレーシアからバンコクへの飛行中は、少しでも早く着かないか、ずっとモニターのフライトナビと睨めっこして、ひたすら祈っていた (笑)


すると飛行時間2時間5分となっていたのに、何と結果的には1時間25分でバンコクに到着したのだ。


機体本体に付いたカメラから。バンコクの国際空港到着間際の映像


この路線は現役の時代から、よく利用していたが、こんなことは初めてだ。


「その気になったら、やれるやんか!」なぜか関西弁 (笑)


そして出口には誘導員が待機していて、関空行くゲートを教えてくれた。


こうなったら「もうこっちのもんだ!」何がこっちのもんか、よくわからないが・・・。


待ってくれていることを確信したので、走るのはやめて早足で荷物検査、ゲートへと向かった。


予想通り、関空行きの飛行機のゲートまで25分ぐらいかかったが、出発時刻の約10分前に到着!


本来なら、ゲートが閉まる時間である。


ところが関空行きのフライトも、多分我々のためだろう、出発時間が15分遅れとなっていた。


なので結果的には25分前に到着して、九死に一生を得た。


今回一番驚いたのは、飛行機もいざとなったら飛ばすというか、予定表より40分も早く到着出来るということだ。


結果的には関空行きだけではなく、多くの乗り継ぎ客がいたんだろう、タイ航空も極力クレームやトラブルは避けたかったに違いない。


ということがあって、何とか運よく予定通り今朝、日本に帰国出来た。


しかし2時間近く乗り継ぎに余裕があっても、改めてトランジットにはリスクがあることを痛感した。


私は最近大きなトラブルに遭遇していないので、今回はちょっと動揺しすぎたことを反省した。


もちろん年齢的なこともあって、今後もいろんな想定外の出来事が起こるだろうし、今回そのシュミレーションだった思えば、これもイイ経験だったと、今だから言える。


運よく何とか飛行機に乗れたが、その後も興奮が収まらず、全く眠たくないので、関空に着くまでの約4時間半、機内でこの「ブログ」を書いてました。


隣のタイ人女性は、サンダル姿のまま関空に到着。日本の気温が分かってるのか、思わず心配になったが・・・

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