花見と「オッペンハイマー」・・・
まず昨日、ドジャースの大谷が初ホームランを打って、ホッとしている日本人は多いと思う。
私もその一人だが・・・。
まだ例の件が完全決着してないので、100%彼を擁護するつもりはないが、同じ日本人として彼の言葉を信じたいし、頑張って欲しい。
さて今週、大阪城公園で花見をしょうと、白崎の「ログハウス」から大阪へ移動した。
しかし、どうも今年は例年に比べ、桜の開花が遅いようで、大阪城公園の満開は当初の予想より遅れていた。
とはいえ今週は天候も不安定だったので、少し早いが天気の良さそうな4月2日に花見を決行した。
情けない話だが、年齢と共に長時間地べたに座るのがしんどくなってきたので、自宅から折りたたみのテーブルとイスを持参してくつろいだ。
桜はまだ五分から七分咲き程度だったが、中には満開の桜もあり、風もなく快晴で絶好の花見日和だった。
以前は桜に限らず、私は花にあまり興味を示さなかったのに、庭に花を植えたり、年齢と共に興味の対象は変化するようだ。
花見と一緒に、今回大阪で観たかったのが、映画「オッペンハイマー」
「原爆の父」と言われた物理学者「オッペンハイマー」の生涯を描いた映画というだけで、詳しい中身は知らなかったが、昨年アメリカで公開された時から興味があって観たいと思っていた。
ただ原爆という、日本人にはセンシティブなテーマということもあり、当初日本での公開が見送られるとの噂もあったが、先月末に全国一斉公開された。
第二次世界大戦下、アメリカ合衆国がソ連の共産主義やナチスドイツと競いながら、原爆の開発を加速させる過程が詳しく描かれている。
私は事前に何の予備知識もなく観たこともあり、時系列がバラバラで分かりにくかったし、正直難解な部分も多かった。
ただ、原爆が投下された後の「オッペンハイマー」の苦悩や葛藤は、この映画の一番の見どころだったし、原爆を日本の広島と長崎に落としたアメリカを、正当化する映画でなかったことは素直に良かったと思う。
また途中で「アインシュタイン」が登場してビックリしたが、彼は同時代、同じユダヤ系の物理学者として「オッペンハイマー」と親交があったようだ。
一目でアインシュタインと分かる風貌の俳優が「アインシュタイン」を演じていて、そこは凄くリアルだった。
この映画に興味のある人は、事前に「オッペンハイマー」のことや、映画の解説を詳しく調べてから観たほうが、より楽しめると思います。