コロナ禍の一番の被害者は?
コロナ感染の勢いが止まらない。
今日はコロナ感染に関連し、最近私が感じていること。
昨年の春には「今年の花見は辛抱しよう。桜は毎年咲くから。」と言われて早一年。
ところが今年の春もコロナ終息の兆しはなく、多くの桜の名所で花見は自粛となった。
3月末に撮影した大阪自宅前の公園の桜
また春の恒例行事となっている卒業式や入学式も自粛ムード一色で、世間は学生や若者達に同情的だ。
確かにそれらは大切な青春の1ページ。貴重な思い出が損なわれるのは気の毒だと思う。
一方「コロナ禍の一番の被害者は誰か?」と考えると、必ずにも学生や若者ではない気がする。
なぜなら、若者には時間がある。
卒業式はなくなっても、今後自由に過ごせる時間、桜を見る機会もたっぷりある。
桜に限らずコロナのせいで、自分のやりたいこと、好きなことを辛抱する生活の先に、希望があれば、まだ我慢出来る。
しかし、我々高齢者の残された時間は限られている。今年の花見を辛抱したからと言って、来年必ず見られる保証はないのだ。
持病のある人はもちろん、ただでさえ毎年体力が低下していく我々は「今この瞬間が、とても大切なんだ!」ということを改めて感じる。
だったら自粛ばかりしていないで「少しぐらいやりたいことをやる」という選択肢もあるのかと言えば、感染リスクもあるし、感染したら家族や周囲の人にも迷惑をかけるので、そんな風に考える人は少ないだろう。
明日何があるか分からないのが高齢者。だから私も楽しみを先送りしない。
後々後悔しない生活を過ごそうと白崎の「ログハウス」にやってきた。
コロナの一番の被害者は、実は若者ではなく、我々高齢者ではないかと思います。