衆議院選挙の投票のため、週末大阪へ戻って来た。

この「ブログ」がアップされる頃には、新しい衆議院議員の勢力図が判明しているはずだ。

私は３０年以上海外にいたので、投票しない期間が長かった。

その間、大使館や郵便等で在外投票も可能だったが、一度も投票したことはない。

手続きが煩雑だったからだが、海外にいると日本国内の政治より、住んでいる国の政治のほうに興味を持ったことも理由のひとつ。

もちろん私に選挙権はないので、どうすることも出来ないのだが・・・。

ということで、日本で投票に行くようになったのは、４年程前ミャンマーの仕事を辞めてからで、ごく最近の話だ。

その後も昨春までは、マレーシア中心の生活だったが、時々日本へ戻って来ていたので、そのタイミングで選挙があれば投票していた。

昨日は朝から小雨模様で肌寒い中、ワイフと一緒に近くの小学校の投票会場へ向かった。

会場へ向かう途中、マレーシア、インドネシアやミャンマーでは、投票した人は指（人差し指？）に紫色のインクを塗られるのを思い出した。

途上国では、日本のように住民票や戸籍がしっかりしていない。

また、本人証明も簡単に偽造出来るので、二重投票を防ぐための苦肉の策のようだ。

この特殊なインクは１週間以上、絶対に取れないとのこと。

私は当時、このインクがすぐに消せる石鹸なり液体を誰かが開発したら「大もうけ出来るだろうなあ」と、つまらないことを考えてたりしていた。

紫のインクは投票の証しで、投票日には皆さんお互いの指を見せ合って、無言で微笑んでいた。

一方、私の今朝の楽しみは、投票後の朝食。

投票所の近くに、おしゃれなカフェがあるというので帰りに立ち寄ってみた。

予想通り、外観も雰囲気のあるカフェ

初めてなので、取り敢えず定番のモーニング・セットを・・・

朝食を終える頃には雨も上がり、散歩がてら家まで歩くにはちょうどいい天候になった。

投票後に暴動が起こる気配も皆無だし、改めて日本は平和な国だと感じた朝でした。