リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

「性善説」と「性悪説」の狭間で・・・

先週のトップニュースは、4630万円の誤送金問題だった。


ウクライナとロシアの戦争では、今も多くの犠牲者が出ているが、誰も死なないどころか、傷さえ負っていない誤送金問題に、多くの日本人が注目したのは日本が平和な証拠だろう。


これだけ大きな話題になるのは、ゴネ得は許せないという正義感からの怒りなのか、少し騒ぎ過ぎだと思ったが・・・。


この「ブログ」をアップする直前にも、新しい動きがあったので、誤送金の話題は今週も続きそうだ。


4630万円の誤送金を、受取った24歳の青年の全額をネットカジノで使い切ったとの主張の真偽はともかく、すぐに返金しなかった彼が一番悪いのは間違いない。


悪いのは間違いないが、24歳の青年の立場で考えてみると、4630万円は自分が盗んだお金ではなく、村役場が勝手に自分の口座に振り込んだお金だ。


間違って送金されたのは分かっているし、返金しない自分も悪いが、一番悪いのは振り込んだ村役場だと思っているのでないだろうか。


一方で、こんな大金を手にする機会はもう二度とない。


一生一度の「千載一遇」のチャンスだと・・・。


思い起こせば私も、24歳の頃にはろくに貯金もなかったので、20代の若者の4630万円は天文学的な金額だったことはよく理解出来る。


しかし、既にリタイヤした今だから分かることだが、4630万円は老後ならともかく、24歳の若者がリスクを背負って一生を賭けるには少なすぎる。


普通に暮らせば10年前後の生活費で消える金額。


ここは100歩譲って、一生生活に困らない金額、例えばもう一桁多い4億6300万円だったら、多少の懲役刑は受け入れるとか、どこまでも逃げ回るという選択肢もあったかもしれない。


あくまで例えばの話だが、私なら全額仮想通貨に替えて、海外へ逃走するだろう(笑)


私の海外逃亡先の第一候補はタイ
写真はチェンマイの街並。インドネシアのバリ島も悪くない(笑)


村役場の杜撰な対応が、結果的に余計な犯罪者を作り出したことは間違いない事実なので、その原因を作った彼らの責任も大きいと思う。


というのも、今回の件で私が思い出したのが、開発途上国でお金の管理で絶対にやってはいけないことだ


それは住み込みのメイド(女中)がいる家では、絶対に彼女らの目につくところに貴金属、財布や現金を置かないこと。


例えメイドにその気がなくても、目の前にお金があれば欲しくなるの心情だし、貧しければ尚更だ。


この場合はメイドより、むしろ無造作にお金を置いた我々に責任があると、先人から教えられた。


出稼ぎのメイドと、日本人の青年を一緒に考えてはいけないかもしれないが、彼をその気にさせた点では、何故か同じように思えてしまった。


そして応用編は、態度の良くないメイドには、わざとテーブルの上にお札の入った財布を置いて外出する。


帰宅後にお札の数を数えて、もし足らなかったら堂々と首にすることが出来る。


これはちょっとやり過ぎだと思うが・・・。


性善説と性悪説、私はどちらかといえば性悪説寄りだが、所詮人間とは誘惑に弱く、脆い生き物だ。


そこはかろうじて理性や道徳心でコントロールしているので、そういう機会や隙を作らないことも大切だと思います。

×

非ログインユーザーとして返信する