コロナと車のお陰で・・・
私が日本で車を購入したのは、約3年前で日本でコロナ感染が広がり始めた時期と重なる。
もちろん日本で車を購入するのは、今回が初めてではないが、それまで海外中心の生活だったので、帰国時は必要に応じてレンタカーを利用していた。
また退職後、日本の住まいは大阪の街の真ん中だったので、車がなくても不便に感じることはほとんどなかった。
とはいえ2019年の年末に、車を買うことを決めた。
購入の動機はいろいろあるが、マレーシアから徐々に生活の基盤を日本へ移そうとしていたことは事実だ。
そんな中、2020年3月に日本へ一時帰国した直後、マレーシアがロックダウンして、約1年間マレーシアへ戻れなくなった。
そんなことになるとは当時、知る余地もなかったが、帰国した3月に納車され、後から思えば絶妙のタイミングで車を手に入れたことになる。
車は日本シフトのモチベーションだったし、一時は本気で日本一周も考えた。
まあそれは無理としても、今まで訪れていない全国各地の名所旧跡を、順に巡りたいと思っていた。
しかし、その後は日本でもコロナの感染が急拡大し、レストランも次々に休業、自粛自粛で身動きが取れなくなり、誰とも会わない日々が続いた。
そんな最中、車があって本当に助かった。
公共の交通機関を使わなくても、移動が自由だったお陰で、幸運にも私は白崎の「ログハウス」に巡り合えた。
もし車がなければ100%、出会う術はなかっただろう。
コロナと車のお陰?で、今の生活があるというのも、何か不思議な気がする。
人生の綾というか、何か運命のようなものを感じざるえない。
マレーシアがロックダウンせず、もし自由に行き来が出来ていたら、私は70歳までマレーシアと日本を往復する暮らしを続けていたはずだ。
なのでコロナと車がなければ、今の私は何処でどんな暮らしをしていたのだろうか・・・。
ゴルフに「たら・れば」がないように、人生にも「たら・れば」はない一回勝負だ。
多分こんな素晴らしい夕日にも、出会えていないと思います