リタイヤ男のログハウス生活

リタイヤ後に海の近くのログハウスで第三の人生スタート

70歳の取扱説明書・・・

私は寒いのがダメなので、日本の冬は苦痛だが、今まで夏を苦痛に感じた記憶はない。


そんな私が、今年はまだ夏本番を前にして、珍しく少々参っている。


地球温暖化の影響か異常気象か知らないが、日本は年々暑くなっているようで、実際マレーシアやタイと比べても、今の日本の夏の方が気温も湿度も間違いなく高い


ここ数日、白崎の「ログハウス」で、暑い最中に頑張って草刈りや庭の手入れを続けた結果、蒸し暑さが結構身にこたえた。


眼下のビーチで泳いだり、強い日差しを浴びながらも、ウッドデッキでビールでも飲んで過ごしていたら、暑さの感じ方も少し違っていたかもしれないが・・・。


そして、暑さがこたえた一番の要因は、やはり年齢が影響している気がしてきた。


私は65歳で全ての仕事から身を引いて以降、定期的にジムに通ったり、頻繁にゴルフをしたりと、結構身体を動かしてきたので、あまり体力の低下を実感することはなかった。


もちろん身体が年々衰えているのは、疑う余地のない事実だが、生活環境が変わったお陰で、逆に気力も充実して、いろいろ新しいことにもチャレンジ出来た。


ただ新しいことにチャレンジするには、興味や好奇心だけでは無理なことが、残念ながら感じられるようになった。


これを「70の壁」と言うのだろうか・・・。


最近は何をするにも、気合いを入れないと出来ないと言うか、少々億劫になってきた。


以前と比べると間違いなく、気力や体力が低下している。


どうも人生の「ターニング・ポイント」を迎えたようだ。


そこで、今回の「ブログ」のタイトル「70歳の取扱説明書」


これは雑誌「ニュートン」7月号の特集記事だが、キャッチーなタイトルに惹かれ、思わず購入してしまった。



まあ「溢れる者は藁をも掴む」といえば大袈裟たが、残りの人生に何かヒントがあればと思ったのは事実である。


唐突だが、例えば重い病の人に寄り添ったつもりでも、実際同じ病状にならないと、本当の辛さは本人でないと分からない。


同じように年齢も、どんなに頭の中で70歳の人の気持ちになって考えようと努力しても、実際その年齢にならないと、分からないことがたくさんある。


もちろん若い時は、自分が60歳や70歳になった時の事を想像したこともなかったし、正直考えたくもなかった。


一方、30歳の人の気持ちは、既に自分も経験したので、ある程度理解出来る。


多少乱暴に言えば、所詮人間は自分の経験をベースに物事を考え、判断したり行動しているのではないだろうか・・・。


挫折した人の気持ちを、真に理解するには挫折経験がないと無理だというのも同じ発想だろう。


70歳の取説説明書にもあるが、いくつになっても刺激は必要だし、同年代で頑張っている人を見て、励みにするのもイイかもしれない。


このところの暑さで、珍しく弱気になっている自分がいたので、今後はあまり欲張らず、やれることをマイペースでやり続けたいと思っています。

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