円安で日本の将来が心配・・・
今日で居候生活は終了し、明日の4月1日から帰国前日まで、クアラルンプール市内のホテル暮らしだ。
終わってみれば、あっという間の1ヶ月だった。
以前に書いたかもしれないが、居候先の友人は中国系のマレーシア人で、1997年に私が初めてマレーシアに駐在した時、住んでいたコンドのオーナーで、それ以来の付き合いになる。
コロナの前は、何度も日本へ遊びに来たこともあって、今まで家族ぐるみの付き合いを続けている。
日本人を含めても、今一番親しい友人と言っても過言でないぐらいだ。
彼には本当にお世話になったし、夕食後には毎晩のようにワインや焼酎を酌み交わしながら、身近な話題から国際経済や国際政治に至るまで、多岐に渡るテーマを酒の肴に話し合った。
昨夜は日本から持参した焼酎を飲みながら・・・
お互いに妥協しないというか、主張を変えないので、時には議論が白熱した。
私は日本で約1年間、全く英語を話す機会がなかったので、最初の1週間ぐらいは言いたいことの半分も話せず、たいへん歯がゆい思いをした。
しかしその後は、少しずつスムーズに話せるようになったのと、彼が私の酷い英語に慣れたこともあって、会話が弾むようになった。
やっぱり外国語は、普段から話していないと途端に話せなくなることを痛感した。
また居候先にはテレビがないし、ネット環境もいいとは言えないので、日本にいた時に比べ、ニュースに触れる機会は大幅に減ったが、それでもこの1ヶ月いろんな事があった。
日本出発とほぼ同時期に始まった、ロシアとウクライナの戦争は、まだ続いている。
この戦争については、彼とも大いに議論したし、言いたいことはあるが、長くなるので取り敢えず今は「ブログ」で触れないことにした。
ただ一言だけ言えば、ロシアに限らず「世界の大国」と言われる国は、みんな身勝手だということで、その点は彼とも意見が一致した。
また、この戦争の影響もあってか、円安が止まらない。
私は長く海外に住んでいたこともあって、為替には敏感だし興味の対象でもある。
大きく変動すると気になるし、多少儲けたり、損もしたりするが、まあいい頭の体操になっている。
今回の円安は、オイル価格の高騰やアメリカとの金利差が、主な理由だと言われている。
しかし私は、開発途上国に住んでいた経験から、すぐに「為替が弱い=国の信頼度が下がった」と判断してしまう。
なので急激な円安と聞くと、単純に国力が落ちたと思って、日本の将来が少し心配になる。
本当に国力が落ちていなければ、いいのですが・・・。