誕生日に「アビダルマ」・・・
昨日は、私の71回目の誕生日だった。
改めてイイ年齢になったと、つくづく思う。
まあイイ年齢には、いろんな意味があるのだが・・・。
今日の「ブログ」のタイトルで、内容が分かった人はかなりの仏教通だろう。
かくいう私も知らない言葉だった。
実は誕生日の記念になればと、2ヶ月前に毎月京都のNHK文化センターで受講している「唯識思想」とは別の仏教講座を申し込んでいた。
そのタイトルが「アビダルマの世界」だった。
「アビダルマ」を一言でいえば、仏教哲学書で、悟りを得るための論書である。
昨日は、そのさわりの部分だけであったが、半年間「唯識思想」を受講したお陰で、今まで全く知らなかった「世親」「倶舎論」「アビダルマ」など、基本的な仏教用語のアウトラインも何となく分かるようになった。
自分でいうのも何だが、大した進歩だし、仏教の話は複雑で難しいが、結構面白くて興味は深まった。
2時間近い講座を終え、大阪へ戻る阪急電車の中で、この「ブログ」を書き始めた。
誕生日をダラダラと無駄に過ごすより、少し充実した気分になっただけでも、受講した価値があったし、誕生日の記念行事にもなった。
また電車の中で昨年の誕生日は、どんなことを考えていたかと、以前の「ブログ」を読み返してみた。
「ブログ」を続けていたお陰で、過去の自分の考えが、すぐに確認出来るのはなかなか便利である。
私は人生の節目、例えば新年や誕生日に今まで人生を振り返ったり、これからの人生についていろいろ考える傾向がある。
想像通り昨年の誕生日にも、いろんな決意表明をしていた。
しかし中身は、今と殆ど変わらず健康第一で、少しでも長く現在のライフスタイルを継続したいと・・・。
ただこの歳になれば、今までやれたことが急にやれなくなることもあるから、ある程度の覚悟は常に必要だし、あまり欲張らず、やれなくなることを減らす努力も大切だろう。
具体例を挙げれば、ジム通いやシュノーケリング、ゴルフなどなど・・・。
ゴルフは身体が動いても、車の運転を卒業したら、ゴルフ場に行けなくなるので続けるのは無理だ。
毎回、友人に送迎してもらってまで、続けたくはない。
ただあまり先のことを考えても仕方ないので、取り敢えずは来年の誕生日まで健康に過ごせて、今まで通り美味しくビールが飲めればと思っている。
そして、来年の誕生日になれば、また来年という風に・・・。
先日一緒にゴルフをするメンバーの最年長者が、76歳だと知って、少し元気をもらいました。
過去2年間は自宅で誕生日を祝ったが、今年は和食のお店でワイフと、まずはビールで乾杯・・・